1992年、4歳で急性リンパ性白血病を発病し、海斗くんの闘病生活が始まった。
耐えがたい辛い治療に耐えて必死に頑張ったが、
1998年、10歳という短い生涯を閉じた。
2001年、須藤のプロファイル画を知ったご両親が「12歳に成長した我が子に会いたい」と強く熱望され、
須藤もその願いを受け入れ、海斗くんのプロファイル画を制作し完成させた。
「12歳の海斗くんのプロファイル画」 制作 須藤 眞啓
それから間もなく、かつて通っていた小学校の卒業式に誘われた。
海斗くんの同級生たちが卒業するのだ。
ご両親は友人達と同じように立派に成長した我が子のプロファイル画を胸に抱き
誇らしい気持ちで卒業式に出席した。
友人達は久しぶりの海斗くんとの再会に、そして、みんな揃って卒業できたことに、とても感激した様子だった。
「25歳の海斗くんのプロファイル画」 制作 須藤 眞啓
2010年12月、須藤は、25歳になり立派な社会人となった海斗くんの姿を制作し完成させた。
海斗くんはいつまでも家族の心のなかで生き続けている。