オウム真理教事件の容疑者として特別指名手配されていた最後の一人。手配から17年が経過した2012年6月15日、殺人容疑などで逮捕された。
逮捕後の高橋容疑者の容姿をめぐって、公開ポスターのイメージがあまりにも本人とかけ離れていたことが、容疑者発見の時期を大幅に遅らせた要因の一つとされた。
高橋容疑者自身もポスターを見て「これなら逃亡できると思った」と逮捕後に話している。
そこで注目されたのが、8年も前に発表されていた須藤のプロファイル画(下)だ。
フジテレビ「新報道2001」が行った街頭インタビューでは、「(須藤のプロファイル画が)逮捕時の高橋容疑者によく似ていると思う」と、多くの人々が回答している。
また、放送の中では容疑者が選ぶメガネ等にも言及。メガネには逃亡犯の性格、心理状態が反映され、高橋容疑者についてもそれがよく表れている。
2007年、須藤は警察庁との話し合いで、平田信、高橋克也、菊地直子のプロファイル画を制作し、東京警視庁警察博物館で一般公開された。
逮捕前の高橋容疑者(左)と、須藤が制作したプロファイル画